俳句コンテスト

夏井先生が選ぶ!東京大茶会 俳句コンテスト
~伝統文化体験~

「東京大茶会」の写真をお題にしたオリジナルの俳句(日本語)を募集します。選者は人気のテレビ番組に俳句の選者として出演する夏井いつき先生です。 俳句を通じて、日本の伝統文化である「茶道」に思いを巡らせてください。


結果発表

1000句を超えるたくさんのご応募ありがとうございました。
夏井いつき先生の選句により、入賞作品が決まりましたので発表いたします。

特選一句

【夏井先生による講評】
新年の茶室を飾り、紅白の花を活け、華やいだ道具や器を用い、菓子や料理にも正月気分を盛り込む「初茶の湯」の炉にかける釜、又、茶会そのものを呼びならわす季語「初釜」。釜の鳴る音に耳を澄まし、茶の緑に目を遊ばせ、お点前を味わい尽くす。五感と心を愉しませる情景が鮮やかに伝わり、「底深きより汲む湯かな」の簡潔な写生と余韻は、柄杓をなめらかに差し入れ、釜の深くから豊かに汲みあげる湯のめでたさを見事に表現しています。

優秀三句

【夏井先生による講評】
「白足袋」は冬の季語。和装の素足を包み、寒さから守ります。真っ白な足袋を履いた足の土踏まずから踵へかけてのふっくらとした盛り上がりは美しく、いかにもゆたか。下五に据えた「大茶会」により、白足袋の踵が整然と、豊かに勢揃いした映像も浮かびます。
【夏井先生による講評】
「赤楽」は、秀吉や利休の時代から茶の湯に用いられてきた茶碗と言われています。赤い楽焼茶碗にたてた茶の泡が緑美しく整っている、という細やかな写生。季語「雨の秋」により、茶会を催している寺や林などを、秋雨がしっとりと包む風景も広々と見えてきます。
【夏井先生による講評】
お茶室の床の間に生ける花を「茶花」と言うのですね。その茶花には、心にふと感じる秋の物思いを甘くする色を、という句。それはどんな色でしょうか。優しい葛の紅か、懐 かしい紫苑の薄紫か、それとも女郎花の黄でしょうか。色々と想像する喜びが湧いてきます。

応募要項

【お題】過去の「東京大茶会」の写真で一句

【募集内容】お題に沿って、あなたが詠んだオリジナルの俳句(日本語)を募集します。
・投句作品は、日本語で未発表・自作、作者本人からの投句に限ります。
・応募は一人何作品でも投句可能です。
【選者】夏井いつき(俳人、エッセイスト)


<夏井いつき プロフィール>
昭和32年生まれ。松山市在住。
俳句集団「いつき組」組長、藍生俳句会会員。
第8回俳壇賞受賞。俳句甲子園の創設にも携わる。
松山市公式俳句サイト「俳句ポスト365」等選者。
2015年より初代俳都松山大使。2021年NHK放送文化賞受賞。
句集『伊月集 龍』、『おウチde俳句』、『夏井いつきの日々是「肯」日』等著書多数。


【賞】特選(1句)、 優秀賞(3句)
※受賞者には夏井先生のミニサイン色紙を記念品として贈呈します。
【応募方法】下記投句フォームから、ご応募ください。
一度に応募できるのは3句までです。
【応募締切】令和3(2021)年11月8日(月) 23:59まで
【結果発表】令和3(2021)年12月中旬頃、「東京大茶会2021 外伝」公式ウェブサイトで発表

【ご注意】

  • 選考に関するお問い合わせにはお答えできません。
  • 応募作品の著作権は、作句者に帰属します。但し、東京大茶会2021 外伝事務局が入賞作品を自由に利用できる権利を許諾していただきます。
  • 応募作品は第三者の著作権、知的財産権を侵害していないこととします。
  • 応募作品に関し、第三者からの権利侵害や損害賠償などの苦情、異議申し立てがあった場合、主催者は一切の責任を負いません。
  • 応募者が作品応募した時点で本注意事項に同意したものとします。
  • 応募にあたり知り得た個人情報は、本事業に関わる連絡および運営のみに使用します。

※投句の受付は終了いたしました。

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